この記事では、IELTS Readingセクションにおける各パッセージの時間配分をご紹介します。
時間配分は、非ネイティブの日本人にとって非常に重要なスキルとなりますので、ご参考になれば幸いです。
はじめに・・・
IELTS Readingセクションにおいて、後半で時間が足りないと感じる方も多いのではないでしょうか。
筆者も最初は適切な時間配分の感覚をつかむことができず、よく試験後半に時間が足りなくなってしまっていました。
最も良い解決策は、読むスピードを上げることに他なりません。
しかし、時間配分を徹底することで、例え読むスピードに変化がなくても、試験でのパフォーマンスを高めることができます。
それでは、以下でその方法を解説していきます。
時間配分
ここでは筆者が実践していた時間配分方法を解説していきます。
自分ルールを作る
時間配分をするうえで大切にしていただきたいのは、「パッセージ1は15分以内に解かないとダメ」といった制限時間を指定する方法でルールを作らないことです。
なぜなら、試験によってはもちろん、各個人の英文との親和性によって、各パッセージの難易度は変わるため、一概には制限時間の指定ができないからです。
それでは、どのように自分ルールを作るべきなのかを以下で解説します。
筆者の時間配分
- パッセージ1(Best Case 13分、Worst Case 17分)
- パッセージ2(Best Case 15分、Worst Case 20分)
- パッセージ3(Best Case 32分、Worst Case 23分)
ご覧いただけますように、筆者はBest CaseとWorst Caseの両方を設定していました。
また、パッセージ3の難易度が最も高いため、基本的な考え方は、パッセージ3にどれだけ時間を残せるかを基軸に考えています。
ご覧のとおり、パッセージ1、パッセージ2でWorst Caseが続いても、23分はパッセージ3に残せる時間配分になっています。
上記の時間配分はあくまで目安ですが、人によって大きくは変わることはないと思います。
また、最重要なのは、ピンポイントの制限時間ではなく幅を持たせたレンジで各パッセージに費やす時間を考えることです。
自分ルールの実行
自分ルールを作ったら、後は実践あるのみです。
ここで、筆者が大事にしていたのは、いかなる場合でもWorst Caseを超えないということです。
もしWorst Caseの時間内にパッセージを解けない場合は、潔く次の問題に移ることが非常に大事です。
なぜなら、時間を掛けても解けない問題は、難問の可能性が高く、時間を掛けても正答率が上がりにくいことが多いからです。
潔く次に進むことで、より難易度の低い「絶対に落とせない問題」に出会う可能性の方が高いです。
筆者はこの自分ルールを課した直後の試験から、Reading 7.5をコンスタントに取ることができるようになりました。
この時間配分方法は、読むスピードが変わらなくても、すぐに効果が出る対策となりますので、是非実践をしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
かなりシンプルな内容ですが、意外と実践できていないという方も多かったのではないでしょうか。
- Best CaseとWorst Caseの両方で自分ルールを作る
- Worst Caseの制限時間を超えるときは潔く次の問題に移る

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