この記事では、Task1で高得点を目指すために筆者が使っていた表現を紹介します。
筆者は、この表現を使うことで、Writing 7.0をコンスタントに取ることができていました。
皆さまのWriting対策の一助になれば幸いです。
はじめに・・・
IELTS WritingセクションのTask1では、以下の3つのタイプの出題があります。
- グラフデータの説明
- プロセス図の説明
- 見取り図の説明
見取り図の説明では、主に設備配置等を新旧で比較し、それを要約することが求められます。
そのため、見取り図は古いものと新しいもので2つ与えられることが一般的です。
上記3つのタイプの中でも、見取り図の説明は、出題頻度はそこまで高くありませんが、他のタイプとは異なる表現が必要になります。
しかし、難しい表現は必要ないため、1度インプットしてしまえば対策がしやすいのが特徴です。
IELTS公式ページより
Task1見取り図説明の表現集
今回は、見取り図の説明で活用できる表現をご紹介します。
他のタイプの表現も以下の記事でまとめていますので、ご覧ください。
グラフデータの説明:Writing Task1のグラフ説明で高得点を目指す表現集
プロセス図の説明:Writing Task1のプロセス図説明で高得点を目指す表現集
Introductionで使える表現
Introductionでは、以下の2点を2文で述べるようにしましょう。
詳細はBodyで述べていきますので、Intoroductionではシンプルに以下2つを説明する2文だけで十分です。
- 何の見取り図であるか
- 新しい見取り図の主な変更点(旧と比較して)
何の見取り図であるか(1文目)
1文目ですが、以下の表現だけ覚えていただければOKです。
The diagrams illustrate the site plans of
例文)The diagrams illustrate the site plans of Haneda Airport in 1999 and 2025(この図は、1999年と2025年の羽田空港の見取り図を示しています)
※上記文のsite plansの部分については図の種類によって使い分けてください。
site plan (見取り図)
floor plan(階ごとの間取り図)
layout plan(設備の間取り図)
map(地図)
新しい見取り図の主な変更点(2文目)
2文目も同様に、こちらの表現だけ覚えていただければ十分です。
On the whole, the changes include ●● and ○○
例文)On the whole, the changes include an expanded entrance and the development of Terminal 3(全体として、エントランスの拡張やターミナル3の開発といった変化があります)
※●●と○○で2つほど大きな変化を述べることができればOKです。
Bodyで使える表現
Bodyでは、Body1とBody2の2段落構成にして、各Bodyの役割を明確に分けていきましょう。
各Bodyの役割
Body1:新旧で共通している位置関係を説明する
Body2:新しい見取り図の変更点の詳細を説明する
見取り図を新旧で比較した際に、レイアウトが跡形もなく一新されることはありません。
基本的には旧版の見取り図の原形を留めながら、設備の追加、拡張、廃止、縮小がなされていきます。
したがって、Body1で新旧に共通するいわば「基本の形」を説明してから、Body2で「変更点」を説明するようにしましょう。
見取り図説明で便利な表現集
Bodyの表現の説明に移る前に、見取り図タイプで便利な表現集をご紹介します。
大変重要な表現となるため、この表現は全て覚えておきましょう。
名詞の表現集
- 追加:addition, development, construction
- 拡大:expansion
- 縮小:reducing, reduction, shrink
- 変更:replacement, transformation, renovation
動詞の表現集
- 追加:add, install, build, establish, construct, introduce
- 廃止:remove, demolish, knock down
- 移動:move, relocate, reposition, resituate, reconstruct
- 変更:replace, convert, transform, make into, renovate
拡大と縮小を表す動詞(対義語)
- enlarge ⇔ shrink
- broaden ⇔ narrow
- lengthen ⇔ shorten
- extend, expand ⇔ reduce
新旧で共通している位置関係を説明する(Body1)
Body1では、新旧の見取り図に共通するいわば見取り図の基本の形を説明しましょう。
以下に筆者がWriting 7.0を取得した際に使っていた表現をご紹介します。
Body1の書き出し
First of all, accoring to the site plans, it can be clearly seen that
例文)First of all, accoring to the site plans, it can be clearly seen that Haneda Airport’s buildings have several entrances, which lead directly to the arrival floors in each building(まず初めに、見取り図によると、羽田空港の建物にはいくつかの入口があり、それぞれの建物の到着階に直接つながっています)
Body1の2文目以降
It is also worth pointing out that
例文)It is also worth pointing out that at Haneda Airport, each departure floor of the buildings has 10 to 16 check-in counters arranged in parallel in an orderly manner(羽田空港の各建ビルディングの出発階には、10~16個のチェックインカウンターがあり、規則正しく平行に並んでいることも指摘すべき点です)
※例えば、新旧や各ビルディングでチェックインカウンターの数に差があっても、上記のように10~16個と一纏めにして構いません。
むしろ個々に説明していたら時間がいくらあっても足りません。
新しい見取り図の変更点の詳細を説明する(Body2)
Body2では、新しい見取り図で変更されている箇所を説明します。
以下が筆者がWriting 7.0を取得した際に使っていた表現です。
Body2の書き出し
On the other hand, the new site plan shows some changes compared to the old one
例文)On the other hand, the new site plan of Haneda Airport in 2025 shows some changes compared to the old one in 1999(一方で、2025年の羽田空港の新しい見取り図では、1999年の古い見取り図と比較した際にいくつかの変更点があります)
※新旧の対比をする際は、「new site plan」の箇所に以下の表現も適宜状況に応じて使ってみてください。
- current site plan(現在と過去の対比)
- proposed floor plan(現状と提案されているものの対比)
Body2の2文目以降
Body2の2文目以降では、変更点を顕著なものから順番に3個~5個くらい書いていきましょう。
その際に便利な表現を以下にまとめておきます。
- The the biggest change of the site plan is
- In addition,
- Another notable point is
- It is also worth pointing out that
まとめ
いかがでしたか?
見取り図の説明は、定形表現を覚えてしまえば対策しやすいので、是非この記事を参考に勉強を進めてみてください。
- ご紹介した表現集を暗記する
- Task1見取り図タイプでは、新旧の共通点と変更点を述べる

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